震災を伝え、学び、未来を拓く「復興ツーリズム」
2011年3月11日。忘れもしない東日本大震災によって、東北地方の三陸沿岸は甚大な被害に見舞われました。あの日から、少しずつ復興に向かって歩みを進める日々。
だれも経験したことのない震災を必死になって乗り越え、新たな地域づくりの挑戦を続けるエネルギーにあふれた現場であるここ東北の三陸沿岸だからこそ、得られるものがあります。
現地を訪れ、そこに住む方々と出会い、対話することで生まれる、”事業と命をどう守るのか”、”会社・組織とは何か”、“何のため、だれのために生きるのか“という問いは、必ずや皆様を強く、大きく成長させてくれることでしょう。
研修プログラムパンフレット
本研修プログラムは、視察及び現地の方との対話などによる「体験(アクティブラーニング型)」を通し、震災の実態と復興の今をとらえ、そこから学びえた「気づき」をもとに参加者同士が意見交換をすることによって、組織的進化と成長のきっかけになることをねらいます。 ご興味がございましたら、下のパンフレットを参照いただき、ぜひお気軽に問い合わせ下さい。お客様のご要望に合わせ、行程をカスタマイズしたご提案をさせて頂きます。
平成25年度 復興庁「新しい東北」先導モデル事業 受託
平成27年~令和元年度 岩手県「三陸観光地域づくり企業研修旅行誘致業務」受託
※クリックするとPDFが開きます。
岩手県プログラム
レジリエンスを学ぶ
~逆境にも屈しないリーダーシップ~
語り部から話を聞き「わかった気になって帰る」のではない、深く思考し行動へつなげる内容を目指します
- 企業のリーダー育成に
- 防災・減災の意識向上に
行程 | ||
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~地域の復興に挑み続けるリーダーに出会う① | ||
1日目 | 貸切バスにていわて花巻空港/一ノ関駅発 | |
研修① | 【視察】 東日本大震災津波伝承館 「いわてTSUNAMIメモリアル」および 民間の震災遺構「米沢ビル」 |
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研修② | 【講話】 有事の意思決定と ゼロから創るまちづくりへの覚悟 【語り手】陸前高田市長 |
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研修③ | 【講話】 地元企業による地域復興の使命 【語り手】株式会社八木澤商店 |
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宿泊施設着、一日の振り返り | ||
~地域の復興に挑み続けるリーダーに出会う② | ||
2日目 | 研修④ | 【講話】 女性リーダーが発揮する地域振興への熱意 【語り手】民宿宝来館女将 |
釜石鵜住居復興スタジアム見学 | ||
研修⑤ | 【視察・講話】 当時の中学生が語る3.11の真実と 教訓伝承への願い 【語り手】いのちをつなぐ未来館 |
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大槌町旧役場庁舎跡にて黙祷 | ||
研修⑥ | 【視察・ワークショップ】 「決断のワークショップ」で学ぶ 意思決定場面での葛藤と決断 【案内】(一社)おらが大槌夢広場 |
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宿泊施設着、一日の振り返り | ||
~自分自身のリーダー像を考える | ||
3日目 | 研修⑦ | 【薪割りボランティア・講話】 名もなき住民による誇りある暮らし 【語り手】NPO法人吉里吉里国 |
リフレクションワークショップ (座禅による三日間の内省と振り返り) |
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新花巻駅/いわて花巻空港にて解散 |
《周遊ルート》
助かる人から助ける人へ
~アクティブラーニング型教育旅行~
コーディネーターが同行し、3日間を通してのストーリーに沿ってバス車中等で学びを解説いたします
- 防災意識の高い子どもの育成に
- 学校関係者の災害研修に
行程 | ||
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~東日本大震災を正しく知る | ||
1日目 | 9:30/10:30 | いわて花巻空港/一ノ関駅 |
12:00~ | 【陸前高田市】 東日本大震災津波伝承館『いわてTSUNAMIメモリアル』見学 民間の震災遺構「米沢ビル」15mの高さから命の尊さを知る |
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15:00~ | 三陸鉄道震災学習列車(盛+++釜石) | |
17:00 | 【釜石市】 宿泊施設泊(民宿宝来館) 民宿の女将の講話「防災に強いコミュニティ作り」 |
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~ボランティア活動とワークショップで学びを深める | ||
2日目 | 8:30 | 宿泊施設発 |
9:00~ | 当時の中学生から学ぶ3.11(いのちをつなぐ未来館) 「絆の道」避難道整備ボランティア活動 |
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14:00~ | 【大槌町】 復興する市街地を語り部と散策 正解のない意思決定を体験「決断のワークショップ」 |
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18:00 | 宿泊施設泊(グリーンピア三陸みやこ) | |
~自らの行動に落とし込む | ||
3日目 | 9:00 | 宿泊施設発 |
9:30~ | 【宮古市】 震災遺構のホテルから津波の恐ろしさを知る 避難場所まで自力で逃げる「津波田老:津波避難シミュレーション」 バス車中にて振り返り |
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16:00/17:00 | 盛岡駅/いわて花巻空港 |
《周遊ルート》
新しい三陸の魅力を世界へ
~知られざるイワテを愛でる~
地元の旅行会社として、岩手のディープな観光スポットをご提案いたします
- 岩手の奥深い魅力を知りたい方へ
- 岩手が2度目、3度目の方へ
行程 | ||
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~心を静めて岩手にふれる | ||
1日目 | 9:30/10:30 | いわて花巻空港/水沢江刺駅 |
11:30~ | 【奥州市】 曹洞宗第三本山の古刹 大梅拈華山 圓通 正法寺 (諸堂拝観・座禅体験・精進料理) |
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15:00~ | 【陸前高田市】 東日本大震災津波伝承館『いわてTSUNAMIメモリアル』見学 宿泊施設泊(箱根山テラス) |
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~三陸の「海」の魅力を満喫 | ||
2日目 | 8:30 | 宿泊施設発 |
9:00~ | 震災から復活の名酒蔵「酔仙酒造」 | |
11:00~ | 【釜石市】 釜石鵜住居復興スタジアム見学 |
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12:30~ | 【宮古市】 いま話題の新感覚海鮮グルメ「瓶ドン」ランチ 宮古市魚市場でセリ見学、浄土ヶ浜遊覧船クルーズ |
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17:00~ | 宿泊施設泊(渚亭たろう庵) | |
~三陸の「山」の魅力も満喫 | ||
3日目 | 9:00 | ホテル発 |
9:30~ | 【田野畑村】 自然放牧100%「山地酪農」吉塚牧場で日本の食のあるべき姿を問う 岩手の食材をフレンチで味わう「ロレオール田野畑」 |
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13:30~ | 【岩泉町】 岩手が誇る世界基準の逸品「岩泉ヨーグルト」工場見学 |
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16:00/17:00 | 盛岡駅/いわて花巻空港 |
《周遊ルート》
宮城県プログラム
サステナビリティを学ぶ
~未来に向けた持続可能な地域づくり~
宮城県の沿岸部を回りながら、災害に強く、自然と共存したまちづくりを学び、持続可能なライフスタイルについて考えます
- SDGsを学ぶフィールドワークに
- 宮城県の復興の現状を知りたい方へ
行程 | ||
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~震災を知る・復興を感じる | ||
1日目 | 貸切バスにて仙台国際空港/仙台駅発 | |
研修① | 【視察・講話】 石巻市立大川小学校跡にて小さな命の意味を考える 【語り手】大川伝承の会 |
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研修② | 【視察・講話】 「リアス・アーク美術館」にて自然と共存・共生してきた人々の暮らしと文化を学ぶ 【語り手】美術館学芸員 |
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宿泊施設着、一日の振り返り(気仙沼市内) | ||
~森と海とともに生きる人々に学ぶ | ||
2日目 | 研修③ | 【視察】 南三陸BIO視察「住民参加の資源循環」 【案内】南三陸研修センター |
研修④ | 【視察・体験】 FSC認証取得の森の視察・林業体験 「いまではなく未来を見据えた林業とは」 ASC認証取得の海の視察・漁業体験 「奪い合う漁業から、分かち合う漁業への転換」 【案内】南三陸研修センター |
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宿泊施設着、一日の振り返り(南三陸町内) | ||
~持続可能なまちづくりのモデルに学ぶ | ||
3日目 | 研修⑤ | 【視察・講話】 名取市「高台移転ではなく現地再建によるまちづくり」 【案内】名取市観光物産協会 女川町「防潮堤のいらないまちづくり」 【案内】特定非営利活動法人アスヘノキボウ |
研修⑥ | 【ワークショップ】 3日間の振り返り テーマ例 「地域の復興・創生に必要な要素を考える」 「未来の自分に向けたアクションプランを作る」 |
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仙台駅/仙台国際空港にて解散 |
《周遊ルート》
福島県プログラム
真の復興とは何かを問う
~ふるさとを取り戻すための挑戦~
震災による津波災害と前例のない原子力災害をに見舞われた地に立ち、自らの目でその現実を正しくとらえ、人類が学ぶべき教訓を探る旅
- 福島のいまと原子力災害について学びたい方へ
- 震災の教訓を世界へ、未来へつなぐ活動に
行程 | ||
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~震災を知る・復興現場の現実を知る | ||
1日目 | 貸切バスにて仙台国際空港/仙台駅発 | |
研修① | 【視察】(いずれか複数選択) 東日本大震災・原子力災害伝承館 見学 東京電力廃炉資料館 震災遺構 浪江町立請戸小学校 特定廃棄物埋立情報館リプルンふくしま |
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研修② | 【視察・講話】 中間貯蔵施設区域内の自宅を残す住民の思い 【語り手】大熊未来塾 |
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宿泊施設着、一日の振り返り(大熊町内) | ||
~ふるさとを取り戻そうとする挑戦にふれる | ||
2日目 | 研修③ | 【視察・講話】 原子力災害地の過去・現在・未来を感じる 福島双葉タウンストーリーウォーキングツアー 【案内】一般社団法人双葉郡地域観光研究協会 |
研修④ | 【ワークショップ】 福島の再生に挑戦する人々との対話 ゲスト例 ・ふるさとを離れて暮らす決断をした住民 ・帰還準備を進める住民 ・福島と持続的にかかわり続ける域外支援者 ・福島の復興をミッションに取り組む移住者 【案内】双葉郡未来会議 |
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宿泊施設着、一日の振り返り(双葉町内) | ||
~持続可能なまちづくりのモデルに学ぶ | ||
3日目 | 研修⑤ | 【ワークショップ】 3日間の振り返り テーマ例 「真の復興とは何かを考える」 「福島から学び生かすべき教訓を考える」 |
仙台駅/仙台国際空港にて解散 |